
出演:内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、益岡徹、高嶋政伸 段田安則、若村麻由美、柄本佑、平田満、市毛良枝、長塚京三
人気ドラマシリーズの集大成!型破りな検視官・倉石義男(内野聖陽)が物言わぬ死者の声を聞き、事件の真相に迫る!執念の捜査が導き出した衝撃の真実とは…。
都内で無差別殺傷事件が発生するが、実行犯は無罪となる。その2年後、事件を無罪に導いた弁護士と精神科医が相次いで殺害される。殺傷事件の被害者遺族に疑いの目が向けられるなか、犯人は別にいると考える検視官・倉石。やがて誰も想像しなかった衝撃の真実が明らかになっていく…。
臨場 劇場版 2017年01月15日放送分
⇛【MioMio】
2010年冬、都内で無差別通り魔事件が発生した。死者4名、重軽傷者15名にも及ぶ凄惨な事件だったが、現行犯逮捕された波多野(柄本佑)は精神鑑定の結果、心神喪失とされ無罪に。大切な家族を失った被害者遺族たちは、行き場のない思いにかられることになった。
その事件から2年。弁護士の高村、精神科医の加古川が相次いで殺害される事件が発生した。警視庁刑事部鑑識課検視官の倉石(内野聖陽)と部下の留美(松下由樹)、永嶋(平山浩行)は、2つの事件で検視作業のために臨場。倉石は遺体の状況から、同一犯の犯行の可能性があると考える。
一方、警視庁捜査一課の管理官・立原(高嶋政伸)も、倉石同様、2つの事件が同一犯によるものではないか、と考えていた。被害者の2人は2年前の通り魔事件で波多野を無罪に導いていた。ということは、通り魔事件の遺族による犯行か?捜査本部の指揮を執る神奈川県警捜査一課の管理官・仲根(段田安則)は、被害者遺族の犯行と決めつけ、捜査員たちに指示を与える。
しかし、倉石は違った。
「俺のとは違うなあ」。
倉石が遺族の犯行に疑問を抱く理由とは、いったい…!?
通り魔事件で娘を殺害された直子(若村麻由美)が、波多野の措置入院先の病院に包丁を持って潜入、身柄を確保された。高村、加古川殺害の容疑者となった直子は、仲根の執拗な取り調べを受けることになってしまう。
一方、立原は高村と加古川が関わった神奈川管内の事件に着目していた。通り魔事件とは別の遺恨を生み出していた、8年前の事件とは?
そんななか、「鑑識の人間が捜査に口を挟む権利はない」と言われようと、真実を究明しようと独自の捜査を続ける倉石。
「まだ根こそぎ拾えてねえ」。
死者の声を拾い尽くすという倉石の執念は、どんな真実を浮かび上がらせるのか?